オフィシャルタイムアウト後の説明(例)及び解説

 

ヘッドアタックが発生した場合

「ただいまのオフィシャルタイムアウトについて,協議の結果を説明いたします。赤内野からのアタック,白○番,ヘッドアタックのためセーフ。白内野から始めます。」

ヘッドアタックが発生した場合,その時点でファールとなるので,試合の再開時,ボールアップをするプレーヤーは,ヘッドアタックをされたチーム の内野プレーヤーなら何番でも良い。

ボールが顔付近に当たった場合

「ただいまのオフィシャルタイムアウトについて,協議の結果を説明いたします。赤内野からのアタック,白○番,胸から顔に当たっているのでアウト。ボールは○番から始めます。」

アウトの時は,一番最初にオフィシャルタイムアウトを要求した審判員の笛の鳴り始めの時,ボールを持っていたプレーヤーから試合を再開するので,タイムを要求した審判員は,ボールを持っていたプレーヤーのゼッケン の確認を必ずしておくこと。(ボールデットの場合もある)

以上の結果,ヘッドアタックでファールになる場合と,身体に当たってから顔または,頭に当たってアウトにある場合があるので,プレーヤーの顔付近にボールが当たった場合,すぐにオフィシャルタイムアウトを要求ことが前提であるが,ボールが落ち着いてから要求することも必要である。

主審アウトをコールしたが,線審からのアピール,オフィシャルタイムアウトの要求があった場合

「ただいまのオフィシャルタイムアウトについて,協議の結果を説明いたします。赤○番アウトとコールしましたが,確認した結果,ワンバンしているので,セーフ。ボールは○番から始めます。」

主審がアウトコールしても,明らかにワンバンしていると確認できた審判員は,ボールを持っているプレーヤーを確認して(ボールデットの場合もある),直ちにオフィシャルタイムアウトの要求をし,コートの中央まで全力 疾走。

主審アウトの見逃し,線審からのアピール,オフィシャルタイムアウトの要求があった場合

「ただいまのオフィシャルタイムアウトについて,協議の結果を説明いたします。白外野からのアタック,赤○番当たっているので,アウト。ボールは○番から始めます。」

明らかなアウトを確認できたときは,まずは,主審とアイコンタクト。

指差し確認依頼があったときは,旗を持ってない方の手でアウトのプレーヤーを指す。

主審・副審とも気づかない場合には,アウトのプレーヤーのゼッケンを確認するとともに,ボールを持っているプレーヤーのゼッケンも確認し(ボールデットの場合もある),直ちにオフィシャルタイムアウトの要求。

コートの中央まで全力疾走。

副審,線審からのオフィシャルタイムアウトの要求があった場合,要求した審判員の笛の鳴り始めが「試合停止」,それを受けた主審の笛の鳴り始めが,「試合時間停止」になることをしっかり認識しておくこと。ボールは最初の笛の鳴り始めでデットになる。空中にある場合は,元に戻すため,タイムを要求する場合はボールが落ち着いてからが望ましい。